ゼカリヤ書は9章から、かなり様相を変えます。神殿再建とは直接関係のない後期のものでしょうか。11章には、マタイがエレミヤのものとして引用するところもあります。
9章9節は、マタイ21章5節において、主イエスのエルサレム入城のところで引用されます。
「シオンの娘よ。大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜り、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子の子ろばに」(9節)。
そして11章13節は、ユダの裏切り指し示すものとしてマタイ26章15節、27章9〜10節に引用されています。
「主は私に仰せられた。『彼らによってわたしが値積もりされた尊い価を、陶器師に投げ与えよ。』そこで、私は銀30を取り、それを主の宮の陶器師に投げ与えた」
今日の箇所(ゼカリヤ9〜11章)は、王なるキリストを思いつつ読みましょう。