時代は流れ、ネブカデネザルの孫、ベルシャツァル王の治世となります。王は盛大な祝宴を催し、エルサレムから取ってきた器で酒を飲み、バビロンの異教の神々をほめたたえます。このとき、王の宮殿の壁に不思議な文字が描かれ、王は恐れ惑います。ダニエルはこの文字を解き明かし、王に告げます。そして、そのことばのとおり、その夜、ベルシャツァルは殺され、王国はメディア人ダリヨスの手に渡されます。
■ 黙想の視点 ■
1. 王母の進言から、ダニエルの生活と歩みについて教えられることは何でしょうか。
2. 私たちは歴史から、また先祖(親)の歩みから何を学ぶべきでしょうか。
3. ベルシャツァル王の主をも恐れぬ態度と国家の滅亡から教えられることは何でしょうか。
ダリヨス治世のもと、大臣と太守はダニエルを陥れるために一つの禁令を発布するよう王に願います。何も知らない王はそのことを認め、禁令を制定しました。ダニエルはそのような禁令にも関わらず、日に3度の祈りを欠かしませんでした。その結果、ダニエルは獅子の穴に投げ込まれますが、神様の守りによって救い出されます。逆に、ダニエルを訴えた者たちが獅子の穴に投げ込まれ、ダリヨス王は神を賛美しました。
■ 黙想の視点 ■
1. ダニエルに敵対する者たちの発言からダニエルの日ごろの姿勢について考えましょう。
2. ダニエルに対するダリヨス王の態度から教えられることは何でしょうか。
3. ダニエルの信じた主を黙想しましょう。