ネブカデネザル王は、自らが建てた高さ30mにも及ぶ金の像を拝むことをすべての高官に命じました。しかし、ダニエルの3人の友人(シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ)は断固としてこれを拒絶しました。彼らの信仰は、「たとえ、神が救い出されなくても」変わることがありませんでした。怒った王は彼らを燃える炉に投げ入れますが、神は彼らを守られ、救い出されます。王は彼らの信じる神をたたえ、また3人をバビロンにおいて栄えさせました。
■ 黙想の視点 ■
1. 私たちは偶像礼拝に対して、どのような態度で臨むべきでしょうか。
2. 3人が信じた神様を黙想してみましょう(特に18節)。
3. この出来事前後におけるネブカデネザル王の心の動きから教えられることは何でしょうか。前の章と合わせて考えてみましょう。
4章では、ネブカデネザル王が自分の身に起こった出来事を振り返り、そのことを国全土に告げ知らせています。その出来事とは、王が繁栄の絶頂期に見た一つの恐ろしい夢に関することでした。そして、その夢をダニエルが解き明かし、その解き明かしどおりのことが王の身に起こります。王は人間のなかから追い出され、獣のごとくに生活したのです。しかし、その期間が終わると王は理性を取り戻し、またすべての権威と威光を回復しました。これらは、神様が下された高慢な王に対するさばきとへりくだる者へのあわれみでした。
■ 黙想の視点 ■
1. 夢を解き明かすダニエルの態度から教えられることは何でしょうか。
2. 夢の解き明かしを聞きながら、悟ることができなかった王の姿から教えられることは何でしょうか。
3. 主が喜ばれる生き方について考えてみましょう。