第33月曜 詩篇68篇〜69篇



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

【詩篇68篇】

● 背景
 オベデ・エドムの家から、ダビデの町に契約の箱が運び込まれる様子が描かれている
 (参照:第二サムエル記6章2〜18節。なお、5章ではダビデによって南北の統一が図られた)。
 行列歌(壮大な勝利の歌)
● まとめ
 南北統一をなし、ダビデの町に契約の箱を遷した。これがどれほどの意味を持つか。
 1. 地を制圧した(ペリシテ、外の周辺諸国、先住民)。
 2. 神殿が一つにされ、イスラエル部族が信仰的に一つにされた。
  その喜びを様々なかたちで表現している(正義の神の勝利、自然も歓迎している)。

【詩篇69篇】

● 背景
 歴史的に、聖書的に、特定することができない。
● 特徴
 1. ダビデの詩には多くの、理不尽な世界と、その到底耐えられないような苦しみが描かれている。
  しかし、正義の神は、その理不尽に対して、徹底して挑んでこられる。恐ろしいほどである。
 2. (裁き―正義の神)神は愛なるお方である。憐れみに富み、慈悲深い方である。
  しかし、不義を持って神から離れ、いつまでもそれを続けるならば
  (特に、そのことを勝ち誇るような生き方、傲慢・高慢な生き方)、
  神はある限界を超えたとき、その行いに応じた裁きをもって、刈り取り、報いを求めてこられる。
 3. (新約に照らし、逃れる道を示すと)これから救われる道は唯一つ、「罪を悔い改めて」、
  「私の罪の身代わりになってくださったイエス・キリストの十字架を受け入れる」ほかはない。
● まとめ
 正義が踏みにじられる。理不尽な状況。苦しみ、迫害が画かれている(1〜12節)。
 神に信頼を置いて祈る(13〜21節)。
 神への正当な審判を求めて祈る(22〜28節)。
 ※ 正しい者に、不当な仕打ちをするとは、神への敵対である(神からの裁きがある)。
 しかし、天に目を向けると、他人よりも、神と自分の問題の大きさに、
 心は釘付けにされる(29〜36節)。
 ※ 理不尽なとき、それは自分自身の罪が指摘され、信仰の高嶺に導かれるときである。
  一方、神の視点は、決して神に敵する者の罪をそのままにはされないお方である。


【信仰告白】

[2] 使徒信条