第33日曜 詩篇62篇〜67篇



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

【詩篇62篇】

● 背景
 アブシャロム反逆の時期と言われる。
● まとめ
 人はダビデのことを、今にも倒れる城壁・石垣と言う(3節)。
 しかし、私は主に信頼する(8節)。
 たとえ、目に見えるところ、弱そうでも、神と共に歩む者に恐れはない(6節)。
 そのような者に、神は恵み豊かだ(12節)。

【詩篇63篇】

● 背景
 ダビデはアブシャロムに追いやられた。荒野にいたときの状況(参照:第二サムエル記15章28節)。
● まとめ
 一見悲しい経験であった(王宮→荒野。1節)。
 しかし、そのなかに、神が臨在してくださった(2〜3節)。
 王宮にいれば、当然味わうことのない深い神の恵み、いつくしみ、その臨在がある。

【詩篇64篇】

● 背景
 個人の嘆きの歌。内容的には保護の歌。
● まとめ
 前半と後半が綺麗な対比をなしている。
 前半(1〜6節)、悪事をたくらむ者の一時的な繁栄。
 後半(7〜10節)、悪事をたくらむ者の無残な姿。
 神をほめたたえている。 ※ ダビデの詩の特徴を良く捉えている。

【詩篇65篇】

● 背景
 国家存亡の危機のとき。 ※ ダビデの生涯から、際立ったもの(時代)がない。
● まとめ
 神のダビデに対する、圧倒的な力、不思議、そして静寂(1節)。
 神の奇しい業は、遠い国々にまで影響を及ぼす(5節)。

【詩篇66篇】

● 背景
 セナケリブ率いるアッシリヤ軍の突然の敗走のとき(参照:第二列王記18〜19章)。
● まとめ
 神の奇しい御業の賛美(1〜8節)。
 イスラエルの民は、そのような神の御業のなかで、救われ、訓練された(9〜12節)。
 私は、神の奇しい業のときに祈っていた。そして、それが本当に聞かれた(13〜20節)。
 神をほめたたえます。

【詩篇67篇】

● 背景
 時代的背景は特定できない。祝祭歌。
● まとめ
 世界の民に向かって、「神をほめたたえよ!」と呼びかけられておられる。
 ※ イスラエルの歴史のなかで、世界大の思想が随所で見られる。
  ペンテコステ以降、教会が生まれ、世界宣教が開始された。
  それ以前に、主は、「世界の民に救い」を、世界大の「神の国」実現に向けて、
  着々と事を進めておられた。


【信仰告白】

[2] 使徒信条