第29土曜 ヨブ記16章〜18章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

【16章】

 エリファズに対する2度目の答えです。一言で言えば「もういい加減にしてくれ」という嘆きです。友人の口から出る言葉で、ヨブは慰めを得ることはできませんでした。
 最後の箇所に、ヨブの信仰の変化、ことばの変化を見ることができます。そこには、「保証人のとりなし」と「神の正しいさばき」に対する期待を見ることができます。

【17章】

 ヨブは、再び目を自分の周りにやり、自分の悲惨を嘆いている。しかし、望みを失わずに神様に向かって祈っている。16章の告白にもかかわらず、再びヨブの心は暗く沈んでいきます。神様に見捨てられ、人々の物笑いとなり、悲しみのために目もかすみ、死を間近に感じながら自問します。

【18章】

 シュアハ人ビルダデが、2度目の意見を述べます。彼は持論を述べ、「悪を行う者は、その家の光が暗くなり、自分から罠にかかり、恐怖に脅かされ、精力が衰え、非業の死を遂げ、よみの支配者の下へ追いやられる」と、ヨブを責めます。論理的で単純明快な因果応報説を繰り返します。同情し、思いやるどころか、「自分はヨブのような者とは違う」と切り捨てるような感じがしてなりません。


【信仰告白】

[2] 使徒信条