小学生のころ、眠れない私に母がかけてくれた言葉を思い出します。「眠れないなら、聖書を読みなさい」。私は、その言葉を聞いて、新約聖書マタイの福音書を読んで、イエス様が行った事柄を新発見した記憶があります。
1節に「王は眠れなかったので・・・」とあるように、これは神様が王様に真実を知らしめるために睡眠を与えなかったのであります。まさに、神の摂理と言えるでしょう。
このことによって王様は、自分の国で起こった事実と、これから起ころうとしている事実を知ることになりました。それは、モルデカイの功績とハマンのユダヤ人虐殺という計画であります。
また、同胞に対する王妃エステルの献身的な行動により、ユダヤ人は虐殺されることなく、恐れと不安と悲しみの生活から一転して、光と喜びと楽しみと栄誉を受ける生活へと変わりました。
エステルが王様に泣きながら嘆願したように、私たちも神様に心から願い求めるとき、神様は私たちにとって必要なものを与えてくださいます。まさに、悲しみが喜びに、喪の日が祝福に変わった日(プリムの日)を迎えることができるのであります。