第20金曜 列王記第一9章〜10章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】
「ソロモンの治世 2」

【並行記事】

 歴代誌第二7〜9章

【概要】

 9章では、神殿完成の後で、再び主がソロモンに現れ、主とともに歩むことの祝福を語ります。その後は4章に続いてその他のソロモンの治世の出来事が記されています。
 10章でも王国の繁栄が記され、シェバの女王の来訪が記されています。

【適用】

 主は、すべての建築物が完成した後でもう一度、ソロモンに現れました。そして、主に従う者への祝福と、主に従わない者への災いを述べました。主のことばは簡潔明瞭です。従うか、従わないかです。さまざまな言い訳を考えて、主に従うことを後回しにしていませんか。主は、従う者に豊かな祝福を与えてくださいます。

 ツロの王ヒラムはソロモンから神殿を建てるための木材を依頼されたときには、ソロモンにとても友好的でした(5章)。しかし20年以上が経った後、ソロモンがヒラムに与えようとした町は受け取ってもらえず、その関係は変わってしまったようです。それらの町々は良い場所とは言えない所だったようで、長らく繁栄を謳歌しているうちにソロモンの心に奢りが生じたのかもしれません。また、ヒラムに真心から誠意をもって友好関係を示そうとする姿勢に欠けていたのかもしれません。高慢は人間関係を破壊していく大きな要因となります。もし人間関係のトラブルがあるのなら、謙遜になって自分のほうにも問題がないか、吟味してみましょう。

 シェバの女王はソロモンを訪問し、「イスラエルの王座にあなたを着かせられたあなたの神、主はほむべきかな」(10章9節)と言いました。シェバの女王は、イスラエルの繁栄やソロモンの知恵を見聞きし、主をほめたたえたのです。私たちが主から与えられた賜物を用いて主とともに歩むなら、周りの人が主をほめたたえるようになることもあるのです。


【信仰告白】

[2] 使徒信条