第17金曜 サムエル記第一20章〜21章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

【20章】

 ダビデは、ラマからヨナタンのもとに帰って来た。ヨナタンはダビデに、父サウルの気持ちが確かにダビデを殺そうとしているかどうかを聞き出し、それをダビデに告げることをダビデと約束した。ダビデが招かれ欠席した新月祭の食事の席で、サウルの怒りはヨナタンに向けられた。ヨナタンは、サウルの「ダビデが生きている限り、おまえもおまえの王位も危うくなるのだ。ダビデは殺さなければならない」ということばを聞いて、怒りに燃えて席を立った。ヨナタンは、ダビデが決してそのようなことをしないと知っていたので、ダビデのために心を痛めた。
 ヨナタンは、サウルの殺意を知らせるため、打ち合わせてあった野原に向かった。合図の矢が放たれた。ダビデが現れ、二人は抱き合って泣き、別れを悲しんだ。主によって結ばれた二人の友情は、ヨナタンの死後も、ヨナタンの息子へとつながれていった(第二サムエル9章)。

【21章】

 ダビデの逃亡生活が始まった。何も持たないダビデは、まず祭司アヒメレクのところに行き、そこで聖別されたパンで空腹を満たし、ゴリヤテの剣を受け取り、敵であったペリシテのガテのアキシュ王のところに向かった。しかし突然現れたダビデに対し、アキシュの家来たちはダビデの意図を疑った。危険を感じたダビデは、狂気の振る舞いを演じて難を逃れ、ユダの荒野に向かった。後に、ダビデは一軍を率いてアキシュのもとに行った時、ダビデはペリシテ軍の部隊として受け入れられることになる(27章)。


【信仰告白】

[2] 使徒信条