第15木曜 士師記12章〜14章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

 12章、エフライム人は、エフタのアモン人に対する勝利を快く思わなかった。エフライムはイスラエルの中心部に位置し、イスラエルの指導者としての自負心があったからであろう。彼らは、少数の信仰者の背後に働かれる神の御手を見ることができなかったのである。同様の出来事がギデオンのときもあった(8章1節)。このようなエフラエム人の態度と精神こそ、士師の時代の特徴である。私たちも気をつけたい。
 背信→さばき→悔い改め→救済という士師記の図式が繰り返される。13章、神は、御使いを通してマノアという不妊の女に子どもの誕生を告知する。士師サムソンの出生である。
 なぜ、あなたは誕生したのか? 神はペリシテからイスラエルを救うために、サムソンの誕生を特別に計画された。では、あなたの誕生は特別ではないのか? 特別である! サムソン同様、神は、ご自身の特別な計画を持ってあなたを誕生させた。そして、その計画を破壊する罪のなかからあなたを救い出し、その計画を達成させるために、神は、御子キリストをあなたに遣わし、助け主、聖霊をあなたに与えてくださるのである。そして、私たちは、マノアと同様、神とのコミュニケーションによってその計画を具体的に知ることができるのである。


【信仰告白】

[2] 使徒信条