第12土曜 申命記29章〜31章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

 29章4節に「主は今日に至るまで、あなたがたに、悟る心と、見る目と、聞く耳を、下さらなかった」とあります。イスラエルの民はあれほどの奇跡と神様の圧倒的な力を体験しながらも、なお霊的な目がふさがれていたという事実には驚きを覚えます。人間の霊的事柄に対する鈍感さと、また神様の恵みをすぐに忘れてしまう浅はかさを覚えます。
 詩篇103篇に「主のよくしてくださったことを何一つ忘れるな」と歌われていますが、私たちも主のなしてくださった恵みの数々を心にとめて、感謝するお互いでありたいと思います。

 またこの節は、人に霊的な事柄を悟らせるのは、人の知恵ではなく、神ご自身の働きであることを伝えています。人が新しく生まれ変わり、霊的な事柄に植え渇きを覚えるのは、完全な御霊の働きです。
 まだ救いを受けていない家族・友人のため、続けて祈るお互いでありたいと思います。主が働いてくださるように切に祈り求めましょう。人知を遙かに超えた神ご自身の御手が、その魂に触れ、働いてくださいますように。その魂に、神を悟る心と、見る目と、聞く耳を与えてくださいますように祈るお互いでありたいと思います。


【信仰告白】

[2] 使徒信条