第12水曜 申命記22章〜24章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

 22章には様々な細かい規定が述べられています。たとえば、1〜4節には同族のなくしたものをそのまま放っておいてはならないという規定。5節には性の混乱に対する規定。6〜7節には動物に対してもいたわりの思いを持つことが勧められ、8節には建物に関する規定。9〜11節には2つのものを混同させてはならないという規定。そして13節以降には性の純潔を保つようにという規定が書かれています。
 特にこの性の純潔に関しては厳しい態度で臨んでおり、例えば21節にあるように、「石で彼女をうたなければならない」「あなた方のうちから悪を取り除きなさい」と続いています。

 こういったところを読みますと、「ずいぶん旧約聖書は厳しいな」という印象を私たちに抱かせるのではないでしょうか。
 けれど、新約に入っても、この性に対する厳しさは貫かれていて、特にクリスチャン間の性の純潔さということに対して、パウロは厳しい口調で語っています。たとえば、コリント書第一5章7節では「古いパン種を取り除きなさい」とあり、特に教会内において性の不純を持ち込む者とは交わりを持ってはならない、とまで語っています。
 聖書が私たちにはっきりと語っているのは、悪い実と良い実とを同時に結ぶことはできないというメッセージです。あなた自分自身のうちに悪い実と良い実とを同時に結実させることはできない、そういった厳粛な事実を聖書は語っており、私たちはそのことを受けとめる必要があると思います。

 現代は、性の混乱した危機的な状況です。このなかで私たちには、どのように生きることが求められているのでしょうか。私たちの体は神の愛と恵みとによってあがなわれました。キリストが命をなげうって買い取ってくださったのです。私たちの体は聖霊の宮であると語られています。自分自身の体をもって神の栄光を表すお互いであらせていただきましょう。


【信仰告白】

[2] 使徒信条