第10金曜 民数記32章〜33章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

 33章には、エジプト脱出後のイスラエルの旅程が記されている。旅程の記録は4つに分かれる。

  1. ラメセスからシナイの荒野まで(3〜15節)
  2. シナイの荒野からリマテまで(16〜18節)
  3. リマテからホル山まで(19〜40節)
  4. ホル山からモアブの草原まで(41〜49節)

 この記録では、神ご自身がイスラエルの民をエジプトから脱出させたことや、マラにおけるイスラエルの民の不平不満は記されず、12の泉と70本のなつめやしのあったエリムの豊かさが詳細に記されている(第1旅程)。また、イスラエルの民が神の約束を信じなかったカデシュ・バルネアの地名が出てこない(第2旅程)。一方、荒野を彷徨い、再びカデシュに到着するまでの約40年間の宿営場所については、20箇所にわたり大変丁寧に記されている(第3旅程)。
 モーセは、この記録をとおし、神がイスラエルの民の罪と不信仰を赦し、恵みをもってモアブの草原まで導かれたこと、またイスラエルの民の荒野の苦しみの40年とともにおられ、詳細にご存知だったことを記そうとしたのであろう。

 あなたの人生の旅程にも、神は恵みをもってともにおられ、どんな小さな歩みをもご存知である。


【信仰告白】

[2] 使徒信条