今日の箇所で、主はおもしろいことをモーセに告げておられます。20歳以上の軍務に就くことのできるすべての男子の名を一人一人、氏族ごとに数えるようにと。まるで徴兵制度です。モーセは彼らの名前を出身の家ごとに、几帳面に登記し、登録名簿を作成しました。ルべン部族からは何万何千何百人、シメオン部族からは何万何千何百人との記録が、民数記の最初の章で展開します。
「しかしレビ人は・・・登録されなかった」と、1章47節。
続く2章でも、主は再びおもしろいことをモーセに告げます。イスラエル人は、その部族ごとに秩序正しく宿営するようにと。今度は各部族の編成、宿営、行軍における配置や場所の指示です。東にはどこどこ部族、南はだれそれ、西は〇〇部族と、指示が細かく出されました。
「しかしレビ人は・・・登録されなかった」と、2章33節でも言われています。なぞが残ります。
この答えは明日の箇所で紐解くことにして、とにかく、イスラエルの人々は、すべて主がモーセに命じられたとおりに行ったのです。几帳面で、秩序ある、細かい指示でしたが、これらはイスラエルの民が、神の民として主に仕えていくための準備だったのです。
今日の箇所では神のある一面が強調されています。秩序の神です。神は、混乱の神ではなく、平和(秩序)の神だからです(第一コリント14章33節)。私たちも、神の秩序と指示に従い、自分の分を果たしていきたいと願います。