35〜40章には、イスラエルの民が主から示された規定に従って幕屋を建設していく様子が記されている。そして、35章には、幕屋建設のために必要な材料が民からささげられたときの様子が記され、36章には、主がベツァルエルとオホリアブの2人に知恵と英知を与え、幕屋建設のリーダーとしたことが記されている。
35章5節で、モーセは、イスラエルの全会衆に向かって、「すべて、心から進んでささげる者に、主への奉納物を持って来させなさい」と語り、21節以降には、「感動した者」や「心から進んでささげる者」たちの熱心な行動が記されている。
そして36章5節では、「民は幾たびも、持って来ています。主がせよと命じられた仕事のために、あり余る奉仕です」という報告がもたらされるほどになった。
ネヘミヤ記8章10節の新改訳欄外注**には、別訳で「主を喜ぶことは、あなたがたの力である」とあるが、感動と喜びは、人を自発的な行動に駆り立てる原動力である。
私たちの心のなかには、感動や喜びがあるだろうか?
教会の交わりのなかには、感動や喜びがあるだろうか?
みことばを通しての感動や御霊の働きによる喜びが、私たちのうちに満ちあふれ、福音宣教の原動力となるように、主の御前に静まることを大切にしよう。
そして、どんなときにも主がともにいてくださることを確認し、感動と喜びをもって与えられた人生に向き合っていきたい。