第6日曜 出エジプト記30章〜32章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

【序】

 30〜31章は、25章から始まっている「幕屋の規定」の流れを理解するとわかりやすい。そこで、まずは25〜31章の構成を確認し、そのうえで今日の箇所に進みたい。

 以上が25〜31章の構成である。そして、32章には、イスラエルの民が偶像(金の子牛)礼拝の罪を犯したことが記されている。

【今日の箇所から一言】

 イスラエルの民をエジプトから連れ出した主は、神と人が出会う場所として会見の天幕を備えてくださった。神は、「イスラエル人の間に住み、彼らの神となる」(出エジプト29章45節)ことを願って、そのようにしてくださったのである。

 もっとも、神は聖なる方であるため、人が汚れたままで神に近づくならば、死を招くことになる(参照:出エジプト30章20〜21節)。だから、神は、人にこと細かく指示を出し、人が「聖」となることを求めているのである。

 出エジプト記30章25節には、「聖なるそそぎの油」のことが記され、30節には「アロンとその子らに油をそそぎ、彼らを聖別して祭司としてわたしに仕えさせなければならない」と記されているが、キリスト者も、神から「聖霊」という油をそそがれ、聖別された者である(参照:第二コリント1章21節、第一ヨハネ2章27節)。
 もし、あなたがキリスト者であるならば、主の恵みによって聖霊が与えられ、聖なる者とされていることをいつも思い出し、感謝と喜びを動機として主に仕えていただきたい。
 また、もし、あなたがまだキリスト者でないならば(キリストを自分の個人的な救い主として信じていないならば)、「救い」が与えられるときが来ることを信じて、聖書を読み続けていただきたい。

 今日、この文章を読まれたあなたに、私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安が豊かに注がれますように。


【信仰告白】

[2] 使徒信条