第4火曜 出エジプト記3章〜4章



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

 モーセがミデヤンの荒野に逃れて40年が経ったとき、シナイの荒野にある神の山ホレブで、主の使いが柴の燃える炎のなかに現れました。主はモーセを荒野の生活の場から召し出され、イスラエルの民を救い出すため、彼に特別な使命を託されました(使徒7章30〜36節)。イスラエルの民と契約を結ばれた主なる神(創世15章13〜16節、26章1〜5節、47章29〜30節、48章21節、50章24節)が、モーセを指導者として、その民をエジプトの地から救い出そうとしておられます。
 さらに、召命に躊躇するモーセに、主は保証をお与えになります。「わたしはあなたとともにいる。・・・わたしがあなたを遣わすのだ」(3章12節)。自らの弱さを知るモーセは、インマヌエルの主によって遣わされるという信仰のゆえに、大胆に主のための働をなし得るのです。
 主が私たちを召されるとき必要なのは、自分の都合や弱点を告げることではなく、ただ従うことだけです。そのとき、モーセにアロンが備えられたように、必要な助け手も与えられます。
 しかし、モーセがパロ(ファラオ)の前に立つためには、まだ取り扱われる必要がありました。自分の息子に、主の契約のしるしである割礼(創世17章9〜14節)を施していなかったモーセは、主から殺されそうになるほどの厳しいさばきを受けるのです。モーセは主に召されていながら、主に従うことに対して、まだ不徹底でした。モーセはそのことを最終的に取り扱われ、チッポラがゲルショムに割礼を施し、その包皮をモーセの両足につけることによって、改めて主の前に契約を結んだ家族として、主の契約に忠実であるという信仰を告白したのです(参照:第一コリント9章27節)。


【信仰告白】

[2] 使徒信条