19章11〜13節に見た主キリストの再臨の後は、もはやすべては解決、と思いきや、20章1〜3節で「サタン」は千年の間、底知れぬところに閉じ込められるが、千年ののち解放される、と記されます。
この千年の間、聖徒たちは復活し、キリストとともに世界を治めます。そして、究極の、これこそ最後の審きは、20章7節以降で解き放されたサタンが、なおも諸国を惑わすべく出て行った後で、天から下されます。
なんとまあ、サタンといい、悪魔といい、この世の人々を惑わすもののしぶとさ、根絶のしにくさが思いやられるではありませんか。もっとも、聖徒たちは恐れることはないのです。
今日の聖句は、20章6節にしましょう。
聖徒たちは、主キリストとともに立って、第二の死の損なうことなど恐れなくてよいのです。
千年については諸説があり、無千年王国を語る人たちは、キリストの初臨から再臨までを、すでに象徴的にその長さで捉えています。途方に暮れる長さではありますが、キリストとともに文字どおり支配する千年と理解してよいし、またそれ相当の長さ、と理解してもよいでしょう。
悪しきものの滅びを、いみじくも明示する「第二の死」をも、今日は心に憶えましょう。