第52月曜 黙示録17:9-18:10



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

 大バビロンの滅び、彼女に対する審きが描かれます。このような審きは、旧約預言のイザヤ、エレミヤ、エゼキエルの書にも見られたものです。旧約においては、文字どおりのバビロン帝国の末路が語られていました。黙示録のここでは、古代バビロンに類似する、いや酷似する世々の大帝国があてはまるでしょう。その絶大な富と権力のゆえに、敬神の人々を、神のしもべたちを迫害し、みずからは淫蕩にふけった新約時代の“バビロン”のことです。

 7つの頭は7つの王、10本の角は10人の王、これらが何を指すのかは、黙示録の読者はその時代時代によって解釈に難渋するはずです。断定は避けつつも、慎重に時代のしるしと、悪しき力の台頭とを見分けねばなりません。

 今日の聖句は、17章14節です。
 審きの恐ろしい展開のなかで、勝利の主、小羊イエスを仰ぎ見て、平安を得ましょう。


【信仰告白】

[2] 使徒信条