主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。【9節】
キリストが再び来られるとき、今の天地は滅び、新しい天と新しい地が与えられると聖書は語ります。キリストが天に昇られてから、二千年近くが経とうとしている今も、その約束に変わりはありません。主の約束は時間とともに無効になったり、消えてなくなったりはしません。むしろ、時を支配しておられる主の御前においては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである(8節)ことをしっかり心に刻んでおくべきです。二千年の経過は単純に計算しても、神の御前で二日のようであったことになります。ですから油断することなく主の日を待ち望み、キリストの福音にふさわしく生活しましょう。
一方、この二千年は御前で二百万年のようであったことにもなります。すべての人の悔い改めに対する御思いの強さ、その忍耐力に恐れすら覚えます。私たちは主の忍耐に応え、一人でも多くの人が救われるように福音を宣べ伝えるべきです。すなわち、言葉においても行いにおいても「全生活を通しての証」こそが、主の求めておられる生き方なのです。