預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです。【21節】
私たちに与えられた聖書は神の言葉であるという信仰に堅く立つことは、とても大切です。また、聖書に記されているキリストの姿は決して作り話ではありません。今日も聖書について様々な議論がなされ、多くの意見があります。すべての奇跡的な事柄を聖書から除き、倫理的な書物としてだけ聖書を捉えようとする人もいます。しかし、聖書に記されているのは神からの言葉なのです。もちろん、聖書記者たちがロボットのように無感覚のうちに書いたのではありません。聖霊に導かれた彼らが人格や特質も豊かに用いられて記したのです。私たち人間は、神の口から出る一つ一つの言葉によって生きる存在です。そして、私たちはその御言葉を自分勝手な思いや解釈ではなく、聖霊の導きのなかで受けとめることが大切なのです。この御言葉を私たちが正しく理解し、心に蓄えるなら、私たちは実を結ぶ者となるのです。