18〜21節では、旧約の時代の神と人の断絶を見ることができます。人間は、その罪のゆえに、ただ神の前に恐れおののいていました。
しかし、22節以降。キリストが神と人との仲介者となってくださったことが記されています。私たちは、キリストが十字架で流された血によって、神に近づき「アバ(お父さん)」と呼ぶことが許されているのです。
25節以降は、キリストによって贖われた私たちがどのように生きていくかを示しています。
1つ目は、語っておられる方を拒まないように注意することです(25節)。
2つ目は、揺り動かされない神の国の国民とされたということを感謝することです(28節)。
3つ目は、神に喜ばれるように奉仕をすることです(28節)。
13章1節以降は、兄弟愛について(1〜3節)、すべての人に尊ばれる結婚について(4節)、金銭を愛する生活をしないこと(5節)などから、キリストによって新しくされたものがどのように生きていくかを具体的に示しています。
「イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも、同じ」であり不変的な私たちの指導者です(6〜8節)。多くの信仰者たちがそうであったように、私たちもそのキリストから目を離さずに過ごしていきましょう。