第2章においても、救いは神様からの一方的な恵みによるもので、イエス・キリストを通して信仰により、わたしたちにもたらされるものであることが、しつこいくらい繰り返し語られます。
またここで私たちは神の作品で、良い行いをするために造られたと記されています。しかもその良い行い自体を神様は、あらかじめ備えてくださっているのです。まったく驚くべき、いやかえってまっすぐには受け留め難いこととも言えます。では、どのようにしたら神様からの良い行いを知り、またそれを為すことができるのでしょうか。
ウィリアム・マクドナルド氏はその著書で、以下の通りまとめています。
神様は、良い行いをするための備えをさせくださり、良い行い自体も備えてくださり、さらに報いてくださるのです。神様の恵みとは、まさに受けるに値しない者に一方的に与えられるものなのです。