第33木曜 ローマ15:1-13



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

『キリストと共に歩む』

 キリストに似るように、キリストに倣って生きていくなかで、お互いを責め合うことなく、自分自身の信仰の確信と、隣人への愛の配慮とで心が満たされたら、どんなにすばらしい一致が私たちを待っていることでしょう。神様も喜んで受けいれてくださるに違いないと思いませんか。ここでは「喜んでもらう」ことに励むことが勧められています。しかもその喜んでもらう人の徳や、益になるように、です。

 「キリストでさえ、ご自身を喜ばせることはなさらなかったのです」(3節)。この真理を実証していくと、主は無知で蒙昧、とんちんかんな間違いや虚しい野望を抱いていた弟子達にどのような眼差しで見つめられていたでしょうか。主は決してあら探しをしたり、とげとげしくしたり、不親切になったりはせず、完全な愛と忍耐とをもってお取り扱いされておられます。憐れみの一囲いのなかにいながら、弱い、強いと云っている場合ではないと思わされます。まして異邦人もともに喜べ!と言っているのですから、それこそ奇想天外な応酬があってもおかしくない。何が喜んでもらえるのかもわからないときがあるかも知れません。それでも主はすべての民を慈しんでおられ、すべての民が礼拝する時を待っておられるのです。主の期待に応え、望みにあふれる歩みを進めましょう。


【信仰告白】

[2] 使徒信条