国家・社会の権威、秩序は神様が定められたことであり、神様は人間が人間を統治することを認めておられる、ということです。神様がいらっしゃらなければ上に立つ権威の出所、成り立ちは怪しいものとなってしまいます。ところが、神様は人間の良心を積極的に働かせるために、時折不完全で無知な人間を通しても働かれます。ですから不完全な、暴走もしてしまう政府が生み出されることもあるでしょうが、それでも敬意をもってこの社会のなかで秩序を守ること、義務を果たすこと、渡された務めに励むことを奨励しています。これはすべての指導者が神様の選びによる、と言っているのではなく、神様が制定されたことに対して敬意を払うことを促しているのです。
キリスト者は社会のなかでも愛をもって生活するように勧められています。いえ、愛がなければ真の律法が全うされないのですから、進んで愛することに励まなければならないでしょう。さらに、救いを完成させるキリストの再臨に備え、イエス・キリストを着ること、この世にある罪深い快楽から自分を守り、キリスト者と呼ばれるにふさわしい生活をするように警告が出されています。キリストにある公明正大な生き方に進みましょう。