第32火曜 ローマ8:12-30



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

【1】 クリスチャンはみな、御霊をいただいている(8章12〜17節)

 クリスチャンは、自分の肉の努力や禁欲によって、罪を犯さなくなるのではありません。イエス・キリストに信頼し、御霊に支配されることによって、罪から解放され、罪に勝利できるのです。神の子どもとされたクリスチャンはみな、罪に打ち勝たせてくださる御霊を持っています。クリスチャンが神を「天のお父様」と呼べるのは、この御霊が与えられているからです。

【2】 御霊がとりなしてくださっている(8章18〜25節)

 クリスチャンはみな御霊をいただき、確実に天国に導かれます。しかし、この世にあっては、様々な困難や苦しみを通ることがあります。クリスチャンが試練や苦しみのなかにある時、私たちのうちに住まう御霊が、私たちのためにとりなしてくださいます。私たちがどのように祈ってよいか分からないときでさえ、御霊が言葉にならないうめきによってとりなしていてくださるのです。あなたのうちで、今日も御霊が祈ってくれています。御霊はイエス様とともに、心強い助け主なのです。

【3】 万事を益としてくださる神(8章26〜30節)

 クリスチャンが知っていることがあります。それは、「神がすべてのことを働かせて益としてくださる」ということです。今は「なぜ?」と思うことも、神には、私たちには思いも及ばぬ計り知れないご計画を持っておられます。あなたがこの世で経験する苦しみや困難を、神はご自身の栄光のために、そしてあなた自身のために用いることができるのです。『創世記』のヨセフ物語をご存知でしょうか。ヨセフは兄弟に裏切られエジプトに売られました。しかし、そのヨセフがエジプトの宰相となったとき、カナンから飢饉のために逃れて来た兄弟を救うよう導かれたのです。神はヨセフにとって最悪に思えた出来事を最終的に最善へと導かれたのです。クリスチャンはこの世の苦しみを通りながら、しかし最終的には救われるのです。そのことを信じましょう。


【信仰告白】

[2] 使徒信条