第23月曜 ヨハネ16:1-16



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

『イエス様から弟子たちへ(2)』

【1〜4節】 迫害の事実を弟子たちに予告されるイエス様

 迫害の予告は、突然の迫害に弟子たちが不安と恐れと疑いに陥り、イエス様をあかしすることから、また信仰から離れることがないようにと、弟子たちのそばから離れるイエス様の配慮です。さて、迫害の内容は、町の組織から締め出されることを意味する会堂からの追放、殺害。そして、迫害を起こす人物は、その行為こそ神への奉仕だと思っている人だということです。

【5〜7節】 助け主が遣わされる

 迫害の予告の後、イエス様がいなくなるということを聞かされた弟子たちの心は悲しみで一杯になり、どこへ行くのですかと尋ねることすらできません。
 しかし、イエス様は悲しみの弟子たちをご覧になり、本当のことを明らかにしますと言われ、わたしが去ることは、弟子たちにとって良いことですと言われました。イエス様がすべてを成し終えて栄光のうちに天にあげられることによって助け主なるお方が遣わされるのです。

【8〜16節】 助け主の働きとは

 その助け主なるお方である御霊のはたらきは、この世に、罪、義、さばきについての誤りを認めさせることです。
 「世」の誤りとはこのようなことです。

  1. 罪について、人々が自己中心的な生活のためにイエス様を否定し続けること。
  2. 義について、神様が求めておられる義を知ろうとせず、イエス様の成し遂げてくださることが唯一神様の義にかなうものであるということを理解しない。
  3. さばきについて、この世を完全にさばかれるお方が来られ、さばきを成し遂げられたことを理解しない。

 しかし、イエス様はこの時の弟子たちに、それ以上の話をされませんでした。助け主なる方が弟子たちのもとに遣わされた時、すべての真理に弟子たちが導かれると言われたのです。
 「真理」とは、ギリシャ語で「隠されていない、明らかな」という意味です。ここでいう真理とは、父なる神様を明らかにしたイエス様であり、イエス様の栄光であります。いつも、助け主なるお方である御霊が、私たちを真理のうちに導いてくださいます。


【信仰告白】

[2] 使徒信条