イエスさまは、弟子たちとの最後の晩餐をします。彼らは、過越の小羊を食べ、ぶどう酒を飲み、そして、イエスさまによってパンが裂かれ、食後の杯を食すのでありました。これは、注解書を読むと、旧約の過越の小羊とぶどう酒(15〜18節)は新約のパンと杯(19〜20節)に対応し、古い契約から新しい契約へと移される。イエスさまの十字架で流される御血潮により、贖いが完成することを意味するのです。
今日のみことばのなかで注目したいことは、31節と32節のみことばです。これは、ペテロがイエスさまを知らないと否認する予告であります。サタンはユダのみにとどまることなく、ここにいた全員に入るのです。そして、ペテロも、麦のようにふるいにかけられ、信仰が試されるのです。それを見たイエスさまは、ペテロのために、信仰がなくならないようにと祈るのです。
私たちの周りにも、信仰が試され、揺さぶられ、試練の中にいる兄姉たちがいるかも知れません。もしそのような方を見つけたら、その方のために陰でそっと祈ってあげてください。そして、私たちの信仰がなくならないように、互いに祈りあって歩んでいきましょう。