イエスさまは、昼には宮で教えを説き、夜にはオリーブ山で祈りの時をもたれました。そして、過越の祭りが近づいてきたころ、イエスさまがユダによって裏切られる
というときがせまってきました。
ユダは、イエスさまの弟子、12弟子のひとりに加えられ、これまでイエスさまと寝食をともにし、イエスさまの教えを目の前で聞いてきました。けれども、ユダのうちに、サタンが入り(3節)、イエスさまを裏切ってしまう出来事が起こるのです。サタンは、イエスさまに荒野で誘惑をかけて後、表舞台からは姿を消していましたが、ここで再び姿を現し、ユダの心の内にスッと入っていったのです。
私たちの歩みはいかがでしょうか。イエスさまを礼拝し、救い主と信じて歩んでいたのにもかかわらず、あるとき、イエスさまから目を離し、イエスさまを否定するようなことを経験したことがあるのではないでしょうか。
サタンは私たちの心のスキを見つけ、スッと入ってきます。そして、イエスさまを信じさせないように仕向けるのです。今日、みなさまに忘れないでいてほしいことは、イエスさまからいつも目を離さないでいて、サタンが入ってこないように、スキを与えないように心がけていましょう。