今日の聖書箇所には、終わりの日におこる前兆について書かれています。その内容は、神殿が崩壊する、さまざまな前兆がある、キリスト者が迫害される、エルサレムが崩壊する、そして、人の子が雲に乗って再び来られるということである。
この話をイエスさまから直接聞いていた弟子たちは、この終わりの日が今すぐにでも起こるのではないかと思っていましたが、そのときがいつかはわからないから、「惑わされないように気をつけなさい」とイエスさまは言われました。
キリストが天に帰られてから2000年が過ぎようとしていますが、いまの世界の状況を見ると、終わりの日が近いのかなぁと思うようなことが起こっているのではないでしょうか。戦争と戦争の噂に世の中が騒然となり、世界の各地で地震が起こり、飢餓で苦しむ人々が増え、悲しいニュースが飛び交う今日この頃です。いまも終わりの日は近づいています。しかし、その日は誰にもわかりません。惑わされないように気をつけながら、28節にあるように、贖いが近づいていることを思い、からだをまっすぐにし、頭を上に上げて、ただ主だけを見上げて歩もうではありませんか。