実に厳しいみことばです。主はご自身に従ってこようとする者が先ず自分の父を葬ることを主に願ったのに対して、「死人たちに彼らの中の死人たちを葬らせなさい。あなたは出て行って、神の国を言い広めなさい」(60節)と言われました。また別の人、一度家の者にいとまごいをしに帰ることを主に願った人に対しても、「だれでも、手を鋤につけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくありません」(62節)と言われました。
有名な「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕する所もありません」(58節)のみことばの箇所です。私たちも様々な課題に取り組んでいく、また教会に仕えていく、また宣教の働きのをしていくうえで、「いまに人々の手に渡される」(44節)ためにエルサレムに向けて「御顔をまっすぐ向けられ」ていた(51節・53節)主のお姿を覚え、また倣って、それぞれの直面している働きや課題に対して甘えることなくまっすぐに取り組んでいく覚悟・気構え・信仰の姿勢が必要です。
「だれでも、手を鋤につけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくありません」(62節)
「あなたは出て行って、神の国を言い広めなさい」(60節)