「あなたの敵を愛しなさい。あなたを憎む者に善を行いなさい」との教えに対して、私たちは戸惑いを隠せません。私たちの価値観は、自分の味方であるか、それとも敵であるか、ということにおいて判断していると思うからです。処世術においては、自分の味方が、たとえ不利な状況になったとしても見捨てるべきではないとしても、決して、自分の敵に対して有利になるようなことを推奨する教えはありません。しかし、このときイエス様は、この教えを説いたのです。
キリストの愛とは、自分の益、不利益さえも貫いて、神様の御栄光を求めるものでした。はたして、私たちにその覚悟があるのか、どうかが問われていると思わされます。しかし、これは敵を愛されたキリストの愛の模範を知るときに、聖霊によってなすことができます。
積極的に人を愛することへと、私たちは導かれます。