第13日曜【ルカ5:1-26】



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

 夜通し働いて徒労感のうちにあるだろう漁師たちに向かって、大工(マルコ6章3節)が口を出しました。「網をおろして魚をとりなさい」(4節)。血の気の多いのが漁師、と思いきや、「でもおことばどおり、網をおろしてみましょう」(5節)と素直に従います。そして・・・。
 プロフェッショナルは、自分たちの仕事の流儀に関しては、何が人の業で、何がそれを超えた神業か、わかります。ペテロたちは知りました。主イエスの教え(3節)は、神のことば(1節)だったと!
 「主よ。私のような者から離れてください。私は、罪深い人間ですから」(8節)

 ツァラアト病患者は来ました。当時のユダヤ社会で、ふれることすら汚れるとされていた彼らは、「私のような者から離れてください」(8節)どころか、「離れていけ」と宗教指導者たちに言われ続けた人でした。分をわきまえ、ひっそり息をひそめて生きるべき人が、「先生」と言われる人の前に出るには、どれほど躊躇したことでしょう。それでも、主イエスにお会いすることに人生のすべてをかけて、踏み出しました。そして、苦しくなるほどの心のうちから、しぼり出すように一言。
 「私はけがれています、でも主よ、お心ひとつで・・・」

 中風患者も来ました。彼にはよい友がいましたが、友たちはとんでもないことをしでかしました。屋根を壊した責任もさることながら、説教中の乱入者に、もし主イエスが気を害されたら、癒していただくどころでなかったでしょうに。それでも彼らは必死にお会いしようとして、行動に出ました。
 「主は必ず癒してくださる」と信じて・・・。

 彼らは主の前に伏しました。ペテロも(8節)、ツァラアト病患者も(12節)、中風患者も(25節)。心のうちには同じ思いを抱いて。「主よ。・・・私は、罪深い人間です」(8節)
 そんな彼らに、主イエスはおっしゃいました。「友よ。あなたの罪は赦されました」(20節)