第7木曜 マルコ1:1-20
【祈り】
【聖書通読のたすけ】
【1】 宣教の備え
マルコの福音書はイエス・キリストが救い主であることを宣言するところから始まります。
イエスはおよそ30歳になったとき、故郷のナザレを出て、公の伝道を開始されます。そして、その働きのために必要な備えがありました。
- バプテスマのヨハネの出現
ヨハネは、イエスの母マリアの親戚エリサベツから生まれ、荒野で成長しました。先駆者として、イエスの道を備え、救い主の到来を宣言しました。それはイザヤ書の預言が成就するためです。道を備えるとは、人々に罪を悔い改めさせ、救い主へと心を向けさせることです。
- イエスのバプテスマ
マタイの福音書によると、罪無きイエスに罪の悔い改めを表わすバプテスマを授けることをヨハネはためらい、止めようとしました。しかし、ここでイエスがヨハネから洗礼を受けたのは信者の模範としてのバプテスマでした(マタイ3章15節)。信じる者はイエスの模範に習い洗礼を受ける時、同じように天において喜びの声がわきおこるのです(ルカ15章10節)。
- 荒野における誘惑
イエスは40日間、荒野で悪魔の誘惑を受けられました。荒野は寂しい場所で、神と向き合うための場所です。
【2】 宣教の始め
ヨハネが捕えたれた後、イエスはガリラヤでの伝道を開始され、「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい」と言われました。旧約聖書全体を通して待望されている罪からの救い主が、今まさに到来し、その救いのみわざを成就しようとしておられる。神の国がもうそこまで来ているその喜びのメッセージを、イエスは宣言しておられます。
イエスの福音宣教は4人の人を招き、彼らが従うところから始まります。ガリラヤ湖で働いていた4人の漁師たちがイエスの最初の弟子となりました。彼らはイエスに呼びかけに、生活の手段である網を捨て、家族を残してすぐに従いました。
【信仰告白】