日曜日の朝、マグダラのマリヤと他のマリヤが墓を見に行ったとき、地震が起こり、天の使いが現れ、石をわきに転がしました。それから、イエスが復活され、ガリラヤで会うことができると伝えます。彼女たちは急いで、喜んで弟子たちに知らせに行く途中、復活のイエスに出会い、その栄光に恐れを感じつつも、イエスの足を抱いて拝みました。
イエスの復活は、イエスが神であることを示しています。イエスは何度も自分がよみがえられることを予告され、それは事実となりました。イエスは私たちの罪を贖い、きよめるために十字架で死なれました。そして文字通り死人の中から復活したことにより、ご自身が神の御子であることを公に示されました。復活は、私たちの救いが確かなものであることを保障し、希望を与えます。イエスは初穂として死者の中からよみがえられました。同じように、イエスを信じる者の体も、やがてイエスが再び来られる時に復活し、イエスと共に永遠に生きるのです。
祭司長、長老たちはイエスが復活されたという報告を聞いて、「弟子たちが死体を盗んでいった」と番兵たちにウソの証言をさせ、そのうわさがユダヤ人の間で広まります。ユダヤ人指導者たちはユダヤ人が真理を知ることを阻んだのです。
弟子たちがガリラヤで復活のイエスに会ったとき、弟子たちはイエスを礼拝しました。それから、イエスは神の子としての権威において、弟子たちに命令を与えました。
これらの命令を果たすためにイエスは最後に「見よ。わたしは世の終わりまで、いつも、あなたとともにいます」(20節)と弟子たちを励まし、約束を与えました。弟子たちはやがて、さらに聖霊の力を受けて、このイエスの大宣教命令に着手しました。そして、イエスの十字架と復活を信じる私たちも、弟子としてその働きを担っていくべきです。このように、「世の終わり」にイエスが再び来られる時まで、この宣教の働きは忠実に続けられていくのです。