第5木曜 マタイ22:1-22



【祈り】

[1] 主の祈り

【聖書通読のたすけ】

【1〜14節】

 「結婚の披露宴のたとえ」です。このたとえの意味は、前章に続いて、ユダヤ人たちは、神の国を味わうようにと、最初に王(神様)に招かれていたのに、「来たがら」ないで、自分たちのことばかりで頭がいっぱいでした(5〜6節)。その代わり、手当たり次第に連れてこられた異邦人たちは、その周到に準備された(4節)宴会の客となったのでした。
 ところが、そこに1人だけ、礼服を着ていない人がいました。礼服は 王からあてがわれているものなので、それを身につけていないことは、王を侮辱することでもありました。神様とその御国を軽んじる者の最後は厳粛なものです。

【15〜22節】

 公然とした悪い行いでは決して、イエス様の人気や評価を落とせないと知っていたパリサイ人たちは、「ことばのわなにかけようと」必死になりました。「ヘロデ党」とは、ヘロデ王朝に従順なユダヤ人の一派でしたが、「偽善」と言える下心を持ったうわべの言葉を用いて(16節)、イエス様をわなにかけようとしました。もし、カイザルへの納税を勧めれば、反ローマのユダヤ人たちの支持を失い、納税を禁止すれば、ローマ帝国に訴えるつもりでいたようです。
 しかしすべてを見抜いておられたイエス様のおことばに、彼らは驚嘆してしまいました(22節)。まさに私たちの主は人類史上最高の知恵者と言われる「ソロモンよりもまさった者」(12章42節)であられます。


【信仰告白】

[2] 使徒信条